数寄の宿 野鶴亭に泊まってみたいけど…
アクセスとか実際の料理や温泉とかどんな感じなんだろう?
野鶴亭に泊まってみたいけど、具体的にどんな所か知りたい!
そんな方に向けて、鹿児島在住で実際に野鶴亭に泊まってきた筆者が、写真を使いながら
・野鶴亭へのアクセスは?
・お部屋ってどんな感じ?
・温泉は綺麗?景色は?
・食事は美味しいの?
こんな疑問に答えます。
ぜひ最後まで見ていってね!
野鶴亭ってどんなところ?
今回は秋に宿泊した鹿児島県霧島市の日当山温泉にある「数寄の宿 野鶴亭」の宿泊記になります。
日当山温泉は霧島市の中でも最も市街地に近い温泉郷で、鹿児島空港からのアクセスも良い場所に位置しています。
鹿児島空港を宿泊前後で利用する方や、霧島市・姶良市等に用事がある方にはおすすめの宿泊地になります。
そんな日当山温泉の中でも料理をはじめとした評価が高く、老舗の風格ある旅館が”野鶴亭”です。
泊まってみて、野鶴亭の素晴らしさを感じることができましたのでお伝えしていきたいと思います。
野鶴亭へのアクセスは?
鹿児島中央駅からは車で45分ほど。
電車を使用するならJR日豊本線「特急きりしま」で「隼人駅」まで約30分、そこからは宿泊者には無料送迎があるようです。(約12分)
鹿児島空港からも宿泊者には無料送迎があるようです。(約12分)
公共交通機関を利用する際には、予約時に送迎について聞いてみると良いと思います。
実際に泊まってみた
さて到着しました。
ロビーには趣味の良いお土産が並んだ売店と、お庭を見ながらゆっくりと過ごせるラウンジがあります。
ラウンジから奥に見える日本庭園には美しく苔が生えており、心が洗われるような癒される景観となっています。
ちなみにチェックインは16時から、チェックアウトは10時までです。
□お部屋
今回はスタンダードな本館10畳和室(愛顧棟)のお部屋です。
全体像の写真が撮れていなかったようなので、数枚の写真から雰囲気を感じ取ってもらえると幸いです。
3階のお部屋でしたが、あいにくの曇り空で桜島は見られず。
写真の右側に本来なら桜島が見えます。
お部屋に若干の古さは感じるものの、水回り等も綺麗に管理されており、不満は感じませんでした。
また、お部屋ではお茶とお菓子を出していただきました。
アメニティに関しては必要十分といったところです。
さて温泉に行くとしましょう。
□温泉
温泉は炭酸水素塩泉で、大浴場および貸切風呂があります。
まずは大浴場ですが、中の写真は撮れないので、公式ホームページから見てみて下さい。内湯1つ、露天3つでサウナもあります。
野鶴亭の大浴場は特別広さがあるわけではないですが、なんといっても雰囲気がめちゃくちゃいいです。
大衆温泉とは全く異なる癒しの空間が広がっています。
ついつい長湯してしまうこと間違いないと思います。
また、貸切露天風呂もあります。
景観はないものの、十分な広さで設備も新しく、家族みんなで癒されることでしょう。
それではいよいよ食事です。
□お食事
今回は黒豚のしゃぶしゃぶをメインとした鹿児島の郷土料理プランにしました。
食事は食事処での提供でしたが、とても雰囲気がよく、各席の間も広くとられていました。
食事内容は季節やタイミングにより内容が異なりますので、一例と考えて下さいね。
ちなみに今回は秋に訪れた際の食事になります。
まずは前菜です。
種類も豊富で、目にも美味しい、美しい盛り付けです。
特に左奥の”萩の霙和え”には秋刀魚やイクラ等が絶妙に組み合わさり美味でした。
美味しい前菜をいただくと、先の食事に期待が高まります。
続いては土瓶蒸しとお造り。
秋に伺ったこともあり、季節ならではの土瓶蒸しがいただけたのはとても良かったです。
お造りは白身2種とキビナゴでした。キビナゴのお刺身は鹿児島らしくていいですよね。
続いて煮物と焼物と蒸物。
写真左下が煮物で「黒豚とんこつ煮」にポテト餡をかけたもの。
柔らかく、甘辛い味が染みているとんこつをポテト餡が優しく包む調和が取れた美味しさです。
写真左上が焼物で「鰤の幽庵焼き」で、脂のほどよくのったしつこさのない美味しさでした。
写真右が蒸物で「あくまき養老蒸し」。
南九州以外の方はあくまきってなに?と思われると思いますが、もち米を灰汁水で煮たもので、きなこなどをまぶして食べる郷土料理です。
私の場合、おばあちゃんが作ってくれたりしましたが、私は正直苦手でした。
ですが、今回いただいた「あくまき養老蒸し」はあくまきの味付けから全く異なっており、苦手だということを忘れるほど美味しかったです。
個人的には一番の衝撃を受けました!
続いてはメインの鍋。
「黒豚しゃぶしゃぶ」です。
もはや説明いらず、写真でわかる間違いなく美味しいという事実。
そしてお食事。
「季節の炊き込みご飯」と「赤出汁」です。
秋ということでキノコの炊き込みご飯でしたが、優しいおだしの美味しさが効いていて、ほっとする味でした。
そして甘味。
「和栗のロールケーキとフルーツ」でfinishです。
いやー、どれも美味しかったです。
野鶴亭ではこの他、鹿児島黒牛を使った懐石も充実しています。
あとで知ったのですが、野鶴亭は自家牧場を持っているらしく、そこで育てた鹿児島黒牛を提供しているとのこと。
次は鹿児島黒牛を堪能できる懐石を食べに来たいと思います。
次に朝食です。
朝食は和定食です。
見てください、この品数!!
ご飯がいくらあっても足りないという、嬉しい悲鳴があがること間違いなしです。
しかも、どれも一切の手抜きのない美味しさで、朝から感動しましたし、白飯を食べ過ぎました…
食事に関してはかなりのこだわりが見えました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「数寄の宿 野鶴亭」
食事、温泉ともにかなりの満足感がある旅館です。
お部屋に関しては一般客室は少し古さがありますが、綺麗に管理されており不満はありませんでした。
また、露天風呂付き等のグレードの高いお部屋も何部屋か用意されているみたいなので、そちらを利用するとさらに贅沢な滞在になると思います。
ぜひ、日当山温泉で宿泊の際には利用してみてください!
鹿児島での宿泊先選びの一助となれば幸いです。