SFC PLUSを維持するなら、どのANAカード?年会費とマイル還元から考えてみた

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旅じたくのノート · SFCカード選び

還元率と年会費、どちらで選ぶ?
年間300万円の買い物から考える。

SFC PLUSを維持したい僕が、ゴールドからプレミアムまで9種類を比較。通常決済とANA Pay等を活用する場合で、マイルの貯まり方と年会費とのバランスを整理しました。

情報確認 2026.11.03本会員1名で比較ゴールド以上9種類

ANAのSFC(スーパーフライヤーズカード)には、年会費16,500円のゴールドから20万円近いプレミアムまで、さまざまなカードがあります。

付帯サービスだけでなく、日々の買い物で貯まるマイルにも違いがあり、ANA Payや中継チャージを使うかどうかでも還元率は変わります。

また、2028年4月から始まるSFC PLUSでは、ANAカード・ANA Payの年間300万円の対象決済が区分を決める基準になります。

同じ300万円の買い物をするなら、還元率と年会費のバランスでどのカードを選びたいか。

通常決済とANA Pay等の活用時を比べて考えてみたいと思います。

今回の比較条件

今回は、前の比較記事に合わせてゴールド以上のSFCカード9種類を比較します。一般SFCカードでもSFC PLUSの対象になりますが、この記事では比較に含めていません。

  • 年間の実際の買い物額は300万円
  • 本会員1名分の通常年会費を控除。家族カード年会費は含めない
  • リボ払いによる年会費割引は利用しない
  • カード継続ボーナスと、SFC PLUSのSFCマイル特典5,000マイルを含める
  • 入会キャンペーン、搭乗によるマイル、ANA航空券購入時などの特別還元は含めない
  • 通常のポイント付与対象となる買い物とし、税金・公共料金・積立などの個別条件は試算しない

グラフは2028年4月開始の新制度を想定し、共通特典の5,000マイルも加算しています。※2

Mastercardの中継ルートでは、買い物額とSFCの判定実績は異なります。今回は達成に必要な最低支出額ではなく、同じ買い物額での比較です。

ANA SFCカードの還元率と年会費を比較

まずは、年会費と買い物で貯まるマイルを一覧にしました。

ANA SFCカード 本会員年会費 通常決済300万円の実質還元率 ANA Pay等の活用時
Mastercard ゴールド 16,500円 1.00% 1.50% ※3
VISA ゴールド 16,500円 1.00% 1.10%
JCB ゴールド 16,500円 1.07% 1.10%
ダイナース 34,100円 1.00% 1.60%
アメックス ゴールド 42,900円 1.00% 直接チャージ不可
JCB プレミアム 77,000円 1.37% 1.60%
VISA プラチナ プレミアム 96,800円 1.50% 1.60%
ダイナース プレミアム 198,000円 1.50% 2.10%
アメックス プレミアム 187,000円 1.00% 直接チャージ不可

還元率には継続ボーナス・SFC PLUSの5,000マイルを含めていません。JCBの通常決済欄はJ-POINTボーナス込み。ANA Pay等の活用時は、対象となる支払いに全額を回した場合の試算です。

年会費が高いほど、買い物でマイルが貯まりやすいとは限りません。なお、ANAアメックスはゴールド・プレミアムともにANA Payへ直接チャージできません。

ANA Payやチャージルートで、どれくらい変わる?

ANAダイナースはANA Payで1.6%相当

2026年4月から、ANAダイナースのANA Payチャージには、ダイナースクラブ リワードポイントも付くようになりました。通常のANAダイナースSFCでは、次の組み合わせになります。

貯まり方 マイル還元率
カード側のチャージポイント 0.5%相当
ANAカードからのチャージ特典 0.6%
ANA Payでの支払い 0.5%
合計 1.6%相当

ANAダイナース プレミアムはチャージ特典が1.1%となるため、合計2.1%相当です。複雑な中継ルートを使わずに実現できるのも魅力だと思います。

ANA Mastercardは中継チャージで1.5%を狙える

ANA Mastercardゴールドでは、以前紹介した次のルートを使う方法があります。

ANA Mastercard → JAL Pay → ANA Pay → 買い物

カード側で1.0%が付与される場合、ANA Payの支払い分0.5%と合わせて、ANAマイル相当1.5%。JAL PayからANA Payへのチャージで付くJALマイル0.1%は、今回のANAマイルの試算には含めていません。

中継チャージのポイント付与を前提とするため、条件変更には注意が必要です。※3

関連記事:150万円の買い物でSFC PLUSを維持できる?ANA Mastercardのチャージルート活用法

ANA VISA・JCBは直接チャージで1.1〜1.6%

ANA VISA・Mastercard・JCBの対象カードからANA Payへ直接チャージして使う場合は、次の組み合わせになります。

カードの区分 チャージ特典 ANA Pay支払い 合計
ゴールド 0.6% 0.5% 1.1%
プレミアム 1.1% 0.5% 1.6%

直接チャージにカード会社側のポイントは付きません。表はチャージ特典と支払い分の合計です。

JCBは、通常決済の年間利用ボーナスも比較したい

ANA JCBゴールド・プレミアムには、年間利用額に応じたJ-POINTボーナスがあります。300万円利用では合計3,500ポイントとなり、ANAマイルへの直接移行では2,100マイル相当です。

カード 通常の買い物分 年間利用ボーナス 合計
JCBゴールド 30,000マイル 2,100マイル 32,100マイル(1.07%)
JCBプレミアム 39,000マイル 2,100マイル 41,100マイル(1.37%)

通常決済の実質還元率はゴールド1.07%、プレミアム1.37%。ANA Payチャージには、このボーナスを加算しません。※4

年間300万円の買い物で、年会費を回収できる?

ここからは、貯まるマイルの価値と年会費を比べてみます。

マイルの価値は1マイル=1.6円とします。SFC会員が一度に50,000マイル以上をANA SKY コインへ交換する場合の倍率を基準にしています。現金で受け取れる金額ではなく、航空券などに使う価値としての評価です。※1

(買い物で貯まるマイル+継続ボーナス+SFC PLUSの5,000マイル)×1.6円 − 本会員年会費

プラスはマイルの評価額が年会費を上回り、マイナスは届かない場合です。付帯特典の価値や他カードとの差益は含みません。

① 通常のカード決済だけで比べる

通常決済300万円・年会費控除後の価値

マイルの評価額から本会員年会費を控除/円相当

Mastercard ゴールド

42,700円

VISA ゴールド

42,700円

JCB ゴールド

46,060円

ダイナース

25,100円

アメックス ゴールド

16,300円

JCB プレミアム

12,760円

VISA プラチナ プレミアム

−800円

ダイナース プレミアム

−102,000円

アメックス プレミアム

−115,000円

−120,000
−60,000
0
+80,000

通常決済では、年会費16,500円のゴールド3種類が好結果。JCBゴールドは年間利用ボーナスで46,060円相当となり、VISA・Mastercardより3,360円相当上回ります。

② ANA Pay・中継ルートを活用して比べる

ANA Pay等の活用時・年会費控除後の価値

マイルの評価額から本会員年会費を控除/円相当

Mastercard ゴールド ※

66,700円

VISA ゴールド

47,500円

JCB ゴールド

47,500円

ダイナース

53,900円

アメックス ゴールド

16,300円

JCB プレミアム

23,800円

VISA プラチナ プレミアム

4,000円

ダイナース プレミアム

−73,200円

アメックス プレミアム

−115,000円

−120,000
−60,000
0
+80,000

※Mastercardは中継チャージのカード側ポイント付与を前提にしています。アメックス2種類はANA Payへ直接チャージできないため、通常決済の数値を据え置いています。

ANA Mastercardゴールドは1.5%還元が成立する場合、66,700円相当。ANAダイナースもANA Payの1.6%相当を使うと、53,900円相当まで改善します。

ただし、300万円全額をANA Pay等に回せた場合の試算です。チャージ上限は月30万円のため、平均月25万円に収まっても、支払いが集中する月には注意が必要です。※5

プレミアムカードは、付帯特典も含めて考える

ダイナース・アメックスのプレミアムは、年間300万円の買い物では、今回数えたマイルだけで年会費を回収できません。

一方、ラウンジ、保険、コンシェルジュ、ホテル優待などを使う人には、数字に表れていない価値があります。

家族カードも、ダイナース プレミアムは無料、アメックス プレミアムは4枚まで無料。JCB・VISAのプレミアムは1枚あたり年4,400円なので、家族で使う場合は比較も変わります。

ただ、年間300万円の利用でポイント還元を優先したい場合にはゴールドに利がありそうです。

まとめ|僕ならANA Mastercardゴールドを選びたい

通常決済ならJCBゴールド、ANA Payをシンプルに使うならダイナースと、使い方によって候補は変わります。

そのうえで、僕自身はANA Mastercardゴールドを使用していきたいです。

SBI証券のクレカ積立やPayPayでの支払いにも使えて、さらに海外旅行をする際に便利なRevolutへ手数料なしでチャージできる。日常の支払いをまとめながら、チャージルートも選べる使い勝手が、僕には合っていると感じます。

年会費は16,500円。中継ルートでの還元だけでなく、買い物と積立を組み合わせてSFC PLUSを維持していけることも、Mastercardを選びたい理由です。

還元率と年会費に加えて、自分が続けやすい決済方法かどうか。

そこまで含めて、使うカードを決めてもらえたらと思います。

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注釈・計算条件

※1 マイルの評価
1マイル=1.6円は、SFC会員が50,000マイル以上をまとめてANA SKY コインへ交換する条件に基づきます。交換は所定の単位・上限があり、今回の年間獲得分だけで50,000マイルに届かない場合は手持ち分と合算する前提です。ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドのプレミアムステイタスでは最大1.7倍となりますが、本記事では利用しません。

※2 SFC PLUSとボーナスマイル
最初の判定対象期間は2026年12月16日〜2027年12月15日で、新サービスは2028年4月開始予定です。5,000マイルは年間300万円以上の対象決済によるSFCマイル特典として全カードに同額を加算しています。継続ボーナスはゴールド3ブランド・ダイナース・アメックス ゴールドが2,000マイル、プレミアム4種類が10,000マイル。本会員が所定の年会費を支払い、継続特典を受けられる年の比較です。プレミアムステイタス保有者向けの特別ボーナス2,000マイルは含めません。ANAカードからANA Payへの直接チャージ額はSFC集計対象外で、ANA Payの支払いが対象です。一般SFCもSFC PLUSの対象となります。

※3 Mastercardの中継ルート
ANA Mastercardゴールド→JAL Pay→ANA Pay→買い物で、カード側1.0%相当とANA Pay支払い0.5%を計上しています。JALマイル0.1%は評価に含めません。カード会社がこのルート全体の継続的なポイント付与を保証したものではなく、利用明細・各社の最新条件の確認が必要です。通常のポイント付与条件、端数処理、各サービスのチャージ上限が適用されます。SFCの対象実績とマイル付与は別の判定です。Revolutへのチャージ手数料無料は国内発行の個人向けMastercardクレジットカードの場合。PayPayは対象カードを登録して支払う機能で、残高チャージとは異なります。

※4 JCBの計算
年間300万円を通常ポイント・J-POINTボーナスの対象となる決済で利用し、同じ集計期間に計上される前提です。ANA JCBゴールド・プレミアムは50万〜250万円の各50万円で500ポイント、300万円達成で1,000ポイントの合計3,500ボーナスポイントを計上。1ポイント=0.6マイルの直接交換で2,100マイル相当とします。通常分はゴールドが1.0%、プレミアムが1.3%。他の交換ルートによる上乗せ、端数は含めません。ANA Payチャージはカード側ポイント付与の対象外です。

※5 ANA Payと比較対象
本人確認済みでも、チャージ合計は1回・1日10万円、毎月1日〜月末の1か月30万円、保有残高30万円までです。アメックスは直接チャージ不可。ANA Pay等の比較は、対応カードの300万円全額を対象の支払いに回せる前提で、アメックス2種類のみ通常決済の値を据え置いています。個人向け日本国内発行カードの一般的な買い物を対象に、税金・公共料金・積立等の還元例外、入会キャンペーン、特定加盟店加算、家族カード年会費、端数処理を省略。年会費を控除した値はマイルの利用価値による試算で、現金収益や他カードに対する差益ではありません。

参考にした公式情報

カード特典・年会費・ポイント付与条件・チャージルートは変更される場合があります。利用時には各社の公式情報をご確認ください。

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