旅じたくのノート · ANAカード比較
300万円の「内訳」から、
自分に合う1枚を考える。
年会費を抑えるゴールドSFCと、ANA Pay・優待を活用するダイナースSFC。リボ払いなし・1マイル=1.6円で比べました。
SFCの新制度を見て、「これからSFC PLUSを維持するには、どのANAカードに支払いを集めよう?」と考えるようになりました。
2028年4月からは、ANAカードとANA Payの年間決済額300万円が、SFC PLUSとSFC LITEを分ける基準になります。※1
今回は、年会費を抑えやすいVISA/MastercardゴールドSFCと、ANA Payの還元や旅行特典が気になるダイナースSFCを比較します。
まずは、300万円の集め方を考える
初回の判定対象期間は2026年12月16日〜2027年12月15日。家族カードや対象となる家族のANA Pay利用も合算できます。※1
積立投資も集計対象なので、すでにある支払いをどうまとめるかが大切です。ANA Payは支払い分を数え、ANAカードからの直接チャージ分は重ねて数えません。
年会費と還元率を比べる
| 比較項目 | VISA/MastercardゴールドSFC | ダイナースSFC |
|---|---|---|
| 本会員の年会費(税込) | 16,500円 | 34,100円 |
| 家族カード1枚の年会費(税込) | 8,250円 | 13,750円 |
| 本会員+家族1枚 | 24,750円 | 47,850円 |
| 通常の直接決済のマイル還元率 | 1% | 1% |
| ANA Payチャージ+支払い | 1.1%相当 | 1.6%相当 |
| SBI証券のクレカ積立 | 対応 | この積立サービスには非対応 |
| 通常決済で貯まるカード側ポイントの期限※3 | ANAマイル移行可能ポイントは3年 | リワードポイントは無期限 |
ダイナースは、本会員だけなら年17,600円、家族カード1枚込みなら年23,100円高くなります。この差を、ANA Payで追加獲得できるマイルや、実際に使う優待で埋められるかを見ていきます。※2
ANA Payをいくら使うとダイナースが有利?
ANAダイナースSFCでは、2026年4月1日利用分からANA Payへのチャージにも、200円につき1リワードポイントが付くようになりました。※3
| ANA Payでの貯まり方 | VISA/MastercardゴールドSFC | ダイナースSFC |
|---|---|---|
| カード側のチャージポイント | なし | 0.5%マイル相当 |
| ANAカードのチャージ特典 | 0.6%マイル | 0.6%マイル |
| ANA Payでの支払い | 0.5%マイル | 0.5%マイル |
| 合計 | 1.1%マイル相当 | 1.6%マイル相当 |
差はANA Pay利用額の0.5%分のマイル。1マイル=1.6円なら、ANA Payを100万円使うごとに、ダイナースで8,000円相当多く貯まる計算です。
年会費込みの差を、ANA Pay利用額500万円まで比べました。通常の直接決済は両カードとも基本1%なので、有利幅を決めるのはANA Payで払う金額です。※2 家族カードありの場合は、本人と家族の合計額で比べます。※4
| 年間ANA Pay利用額(家族は合計) | 本会員のみ | 本会員+家族1枚 |
|---|---|---|
| 0円 | VISA/Mastercardが17,600円有利 | VISA/Mastercardが23,100円有利 |
| 100万円 | VISA/Mastercardが9,600円有利 | VISA/Mastercardが15,100円有利 |
| 200万円 | VISA/Mastercardが1,600円有利 | VISA/Mastercardが7,100円有利 |
| 250万円 | ダイナースが2,400円有利 | VISA/Mastercardが3,100円有利 |
| 300万円 | ダイナースが6,400円有利 | ダイナースが900円有利 |
| 350万円 | ダイナースが10,400円有利 | ダイナースが4,900円有利 |
| 360万円 | ダイナースが11,200円有利 | ダイナースが5,700円有利 |
| 400万円 | — ※4 | ダイナースが8,900円有利 |
| 450万円 | — ※4 | ダイナースが12,900円有利 |
| 500万円 | — ※4 | ダイナースが16,900円有利 |
損益分岐点は、本会員のみで年220万円、家族カード1枚込みで年288万7,500円です。
家族カードありでは、ANA Pay合計300万円の差は900円。400万円なら8,900円、500万円なら16,900円まで広がります。300万円に届くかだけでなく、その先も家族でどれくらいANA Payを使うかで、選び方が変わりそうです。
なお、決済総額が500万円でも、ANA Payが300万円・通常の直接決済が200万円なら、差はANA Pay300万円の行と同じです。
積立を使うならVISA/Mastercardが有力
VISA/MastercardゴールドSFCは、SBI証券のクレカ積立に使えます。積立額もSFC PLUSの300万円に含まれるため、買い物だけで達成する必要がありません。※5
| 毎月の積立 | 12か月分の積立額 | ほかに必要な対象決済 |
|---|---|---|
| なし | 0円 | 300万円 |
| 5万円 | 60万円 | 240万円 |
| 10万円 | 120万円 | 180万円 |
月10万円の積立が対象期間に12回計上されれば、残りは月平均15万円の対象決済です。すでに投資を続けている人には、使いやすい組み合わせだと思います。
積立の基本還元は条件を満たすと0.5%のVポイントで、通常の買い物の1%マイル還元とは異なります。※5 積立額は、もともとの投資方針や家計に合わせて考えたいですね。
ダイナースの特典を実際に使うか
還元率に加えて、旅行や食事で使える特典も気になるところです。
| 特典 | 気になる使い方 |
|---|---|
| プライオリティ・パス (Diners Club プログラム) |
本会員・家族会員とも、海外の対象ラウンジを回数制限なく無料で利用できる。※6 |
| エグゼクティブ ダイニング | 対象レストランで所定のコースを2名以上で利用すると、1名分が無料。※7 |
| LeaLeaトロリーの1日券 | ホノルル観光に。本会員・家族会員それぞれ年度内2回まで。※7 |
| カード側ポイントの期限なし | リワードポイントのまま貯め、旅行の予定に合わせてANAマイルへ移行できる。※3 |
空港での待ち時間や、旅先での食事に使いたい特典があれば、年会費差をマイル還元だけで埋める必要はありません。使う機会があるかどうかも含めて考えたいところです。
どちらを選ぶかは、300万円の内訳で決める
| 重視すること | 候補となるカード |
|---|---|
| 年会費を抑える・通常の直接決済が多い | VISA/MastercardゴールドSFC |
| SBI証券の積立も使って年間300万円を満たす | VISA/MastercardゴールドSFC |
| ANA Payを多く使う | ダイナースSFC。本会員のみ220万円、家族1枚込み約289万円が今回の試算の分岐点 |
| ラウンジ・ダイニング・ハワイ特典を使う、カード側ポイントを無期限で貯める | ダイナースSFC |
僕は2026年3月のキャンペーンでANAダイナースに入会したので、特典をもう少し使ってから判断したいと思っています。
SFC PLUSを維持するために新たな支出を増やすより、積立や日常の支払いをどうまとめて300万円にするか。そこから考えると、自分に合うカードを選びやすくなると思います。
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注釈・計算条件
※1 SFCの制度・合算条件
300万円は既存SFC会員のサービス区分を決める基準で、新規入会条件ではありません。100万ANAライフタイムマイル到達者は決済額によらずPLUSとなります。300万円未満はLITEとなり、条件付きのANAラウンジ利用も案内されています。家族のANA Payは、対象のANAカード家族会員番号とのひも付けが必要です。ブランド変更前の利用分は原則対象外とされているため、切り替え時は判定期間と最新FAQも確認してください。参考:ANAの制度案内、決済額集計FAQ。
※2 比較・試算の前提
リボ払いなし、通常還元対象の買い物で比較し、積立は損益表に含めていません。1マイル=1.6円は、対象のSFC会員などが5万〜20万マイルを一度にANA SKY コインへ交換する場合を基にした評価で、現金価値や将来の条件を保証するものではありません。比較するANAカードからANA Payへの直接チャージと支払いを同額行う前提で、他サービスを経由するルートは除外しています。差額は「年間ANA Pay利用額×0.005×1.6−年会費差」で計算。通常の直接決済分は相殺し、共通の継続・SFC PLUS達成特典、入会キャンペーン、加盟店加算、端数処理は省略しています。付帯保険など全特典の比較ではありません。参考:年会費、SKY コイン交換率。
※3 還元率とポイント期限
ポイント対象外・還元率が異なる利用先は別扱いです。VISA/Mastercardの3年は通常決済のANAマイル移行可能ポイントの期限で、積立のVポイントとは異なります。ダイナースのANA Pay還元1.6%相当のうち、無期限で持てるリワードポイントは0.5%分。残り1.1%はANAマイルとして直接積算され、マイル移行後はANAマイルの期限が適用されます。参考:ダイナースの還元、ANA Payのマイル、ポイント期限、ポイント対象外利用。
※4 ANA Payの上限と家族利用
本人確認後でも、チャージは1回・1日10万円、月30万円、保有残高は30万円までです。表は月30万円×12か月=360万円を1人で継続するペースの目安とし、400万円以上は本人と家族の2人利用で比較。それぞれ自分名義のANAカードから自分のANA Payへチャージする前提です。SFC判定期間は暦月と一致せず、期首残高もあり得るため、360万円は厳密な年間決済上限ではありません。参考:ANA Payの上限。
※5 クレカ積立の条件
月10万円まで、本人カードのみ。基本還元は初年度0.5%のVポイント、2年目以降は前年の対象利用額10万円以上で0.5%です。積立額やANA Payへのチャージは、この三井住友カード側の利用額判定には含まれません。ANAのSFC PLUS集計とは別条件なので、通常の直接決済も含めて考える必要があります。買付・売上データの反映時期はANAの実績照会で確認してください。Oliveなどの別の上乗せ条件は比較に含めていません。参考:積立サービス、ANAカード等の基本付与条件。
※6 プライオリティ・パス
2026年11月1日確認。ANAダイナースSFCは、2025年4月から海外対象ラウンジの無料利用に年間回数制限がありません。本会員・家族会員が対象で、同伴者は有料です。国内は空港ラウンジのみが対象で、国内のレストラン・リフレッシュ・休憩施設などは対象外。ANAラウンジとは異なり、利用できる施設や受付条件は施設ごとに確認が必要です。参考:利用条件、Diners Club プログラム、国内施設の対象範囲。
※7 ダイニング・トロリーの条件
ダイニングは対象店舗・コースを所定の方法で予約するなどの条件があります。LeaLeaトロリー1日券は4月〜翌3月に各会員2回までで、同行者は対象外です。券の受け取り場所であるLeaLeaラウンジ自体の施設利用は含まれません。参考:ダイニング優待、LeaLeaトロリー。

